こんにちは、安田です。
雨にめっぽう弱いので早く梅雨が明けてほしいと願う今日この頃です。
さて、そんなことを言っていると、気づいたら夏休みまであと1か月!頑張って乗り切りましょう!
今日は、東京駅至近で近現代史を感じられる観光スポットを2つご紹介します。
【三菱一号館美術館】
東京駅から皇居方面に徒歩数分。
今でいう三菱財閥の本社や三菱銀行本店が入居していた建物を三菱地所が復元して美術館にしました。
この美術館は常設展をやっておらず、特別展のみ行っています。
つまり、行くたびに全く違う展示が見られるんです!
先日行ったときは、マリアノ・フォルチュニ展をやっていました。
スペイン生まれ・イタリア育ちのデザイナーです。
ご夫婦で和服が好きで、和服を室内着にしていたとか。
窓から外を眺めると、丸の内ビル街のど真ん中に緑の庭を作ってしまう三菱地所の圧倒的地主力を実感できます。
そういえば名大社が入っているビルも三菱地所です。いつもお世話になっています。
【明治生命館】
美術館を出てそのまま皇居方面に歩くと、次の区画に「明治生命館」があります。
昭和9年竣工の歴史を感じさせる荘厳な建物で、一時にはGHQがオフィスとして使っていたこともあるそうです。
日本の占領政策を話し合う対日理事会の第一回会合もこの建物の会議室で開かれました。
あ、そういえば明治生命も三菱グループですね。三菱すごいですね。
ちなみに施工は名古屋発祥の「竹中工務店」です。
今でも明治安田生命のお客様相談センターが入っています。
しかしそれ以外は見学用に作られているので、見て回ることができます(曜日によってエリアと時間に制限があります)。
キッチンから食堂へ配膳するためのエレベータ
↑古い洋画でしか見たことのない「メールシュート」の本物が目の前に!
大理石はもちろん本物で、ところどころに化石化したアンモナイトもいました。
非常に貴重な建物で、解説を読んでいるだけでも十分面白いのですが、マイナーなためか、他の建物に比べてあまり見学者も多くないためゆっくり見られます。
これを維持するあたりに、明治安田生命のプライドというか、ノブレスオブリージュ的な精神性を感じますね。
東京旅行の際、お時間許せばぜひお立ち寄りください!