こんにちは。水谷です。
昨日、2月25日はいろいろあった日です。
就活生はみん就フォーラム。
受験生は国公立大学の入試日。
そして、サッポロビールは「エビスの日」と記念日に制定しているそうです。
私も、エビスを飲みたかったのですが、風邪をひいてしまい、今年は断念しました。
先日、部屋の本棚を片づけていた際に見つけた一冊。
カモメになったペンギン(ダイヤモンド社)
読んだことすら記憶がないので、内容もまったく覚えていない。
そもそもいつ買ったのかわからないけどなぜか本棚にあった一冊。
絵本なのかな?と手を伸ばし、読み始めることに。
あらすじはこんな感じ。
268羽のペンギンが集団で暮らす氷山に、氷山が溶け始めており、
このまま放置する崩れてしまう危機が近づきつつある。
最初に気づいた1羽のペンギンは、変化を嫌い、
現状に甘んじる同じ集団のペンギンに、徐々に、着実に自らの主張を伝えていった。
そして、この未曾有の危機に立ち向かうために、5羽によるチームは結成される。
集団が生き残るためには、自らが変わらなければならない。
そして、別の氷山へ大移動しなくてはならない。
これが、チームが導き出した結論。
しかし、古い思考の持つ者たちの不安、根強く残る固定概念、
水面下で進む既得権者たちの妨害工作などの多くの困難がチームの前に
立ちはだかるのだが、果たして・・・
という寓話です。
『変革プロセスをいかに成功させるか』をベースにしたものだが、
そんなことは知らない私は、絵本を読むぐらいのお気楽な感じで読み進めました。
話の途中、ペンギンたちは、自然に賢い方法を見い出し、
それぞれの経験をその方法に照らし合わせて、よりよい未来のための選択しを見つけていく。
この物語の中で、ペンギンたちの思考法、話し合い方、導き方は得るものがあると思いました。
自分自身に置き換えてみると、より理解が深まります。
物語中、ペンギンたちの危機は氷山が溶けることですが、
今の私、そして身近な組織にとっての危機は何なのか?
私自身が、古い思考を持つ者、既得権者になっていないだろうか?
組織が変わっていく中で、邪魔な存在になっていないだろうか?
本書を読みながら、自問自答するところが多かったです。
このようなジャンルを読むことは滅多にないのですが、
たまたま本棚にあった本以上に学びの多い1冊でした。
個人的には何度も読み返してもよいと思える内容です。