こんにちは!名大社の梅原です!
まず、近藤君と内容が被ってしまったことを、ここでお詫びいたします。(笑)
10月から、若手勉強会がスタート!
第1回目は、各自1冊本を読んで、内容について感じたこと、自分の仕事にどう活かせるかなどを発表しました。
弊社社長ブログでも、その模様が取り上げられています。
実は参加メンバーは、私以外全員営業。
以前のブログでも書かせて頂いたことがありますが、現在私は名大社の中でも、制作系の仕事、主に取材をしたり、メルマガ作成等、文章に関わる仕事をしています。
参加メンバーはそれぞれに異なるジャンルの本を読んでいましたが、キーワードは意外と重なる部分が多く、職種を問わず仕事で大切なことは共通するのかもというのが、ちょっとした発見でした。
さて、私はというと、『1万人インタビューで学んだ「聞き上手」さんの習慣』という本を読みました。
著者の佐藤智子さんは、10年以上女性誌の編集者として、出版業界の第一線で活躍され、これまでに、なんと総計1万人以上に取材を行ったというカリスマ・インタビュアーです。
そんな著者が今までの経験を踏まえて、上手な聞き取り方法や、情報収集のコツ、インタビューに臨む際の心構えにいたるまでを如実に書かれています。
もっとも共感したのは、文章を書いたり、話を聞き出すテクニックより先に「取材者の心構え」が大切だと説かれていること。
取材力と情報収集力や文章力は全くの別物だと思います。
むしろ取材者にとって、事前に情報収集ができる力や原稿作成における文章力はあって当たり前のことで、1時間程度の時間の中で、いかに相手の素の部分を引き出せるかということの方が重要だと実感しています。
それがいわば取材力、インタビュアーの手腕とも言えると思います。
そのために、取材者自身がどういったスタンスで相手に向き合ったらよいのかを問うべきだと感じていました。
文中で著者は、取材者の心構えについて、「誰もが何かの達人だと思え!」と明言しています。
私の場合、取材相手が企業の社員である場合が多いため、会社というフィルターを通して相手を見てしまいがちなのですが、要するに、相手のことを一社員ではなく1人の人間として捉えて、目の前にいる相手を何かの達人だと思うようにすれば、自然とその人自身への純粋な好奇心から生まれる質問することできます。
相手側も自分自身に興味・関心を持たれているとわかれば、取材者に対して心を開いてくれるというわけです。
そもそも、取材が原稿を書く手段と捉えたままでは、純粋な好奇心など生まれないのではないかと思います。
1時間という短い時間の中での相手とのコミュニケーションを楽しむ!というスタンスで取材に臨もうと感じさせてくれた1冊でした。
またレスポンスに関する項目で、会話を盛り上げるためには取材者自身が「打ったら響く人」になることが大事であると作者が述べています。自分的に「打ったら響く人」という表現がなぜかとても気に入りました。
「打ったら返す」ではなく、「響く」というフレーズにポイントがあるんだと思います。
キャッチボールができるよう相手にとって、自分がグローブになるのではなく、自分自身は、小さな衝撃でも綺麗に響かせられるようなシンバルやトライアングルのような
取材者を目指したいなと思います。