こんにちは。水谷です。

会社のお金に関わる数字を扱っている身。

扱っているものの、きちんと数字で考えているのか、その数字を活かしきっているのかとふと思うことがある。

そんなときに、「数字で考える」は武器になる(中尾隆一郎著/かんき出版)を読んでみた。

 

「数字で判断」するためには、その前に「数字を理解」することが必要と書かれている。

順番は、「数字を理解」する→「数字で判断」する。

「理解」と「判断」には大きな壁があるという。

「数字を理解」したけれど、その「数字で判断」しないケースが少なくないといわれている。

報告内容は理解したが、違う要素で判断したり先送りしたり。

思い当たる節がある。

私の場合、数字を組み立て報告したが、その数字に自信がなく、

数字以外の定性的な要素で判断を促したこともある。

その場はしのいだが、結果はどうだったか?

思い出したくない結果もあったような・・・

 

仕事の依頼が来た時の対応について、内容と納期を確認し対応を考え、

現在の仕事の状況を伝え、優先順位を確認していますか?

と問われると、出来ているとは言い難い。

やんわり(場合によってはきっぱりと)断ることもあるが、

基本は受けるつもり、というか受けざるを得ない状況になることも。

そんな状況でも、納期は管理するが、工数管理までは意識してこなかった。

とにかく手を付けて、気が乗らないものは、納期間際になって残業する。

無理やり終わらせる。気合で乗り切ることもよくある。

工数を管理した場合でも、時間を見積もることはできていなかった。

ここに書かれているように、工数見積もりを実施し、時間を見積もり、

その精度を高めることが大事である。

 

儲けのセンスを高める数字力については、日常気にしていることが書かれている。

常に利益で物事を見ているという視点。

売上やコストも大切だと思いますが、それ以上に利益が大事だということ。

損益分岐点のコントロールが重要である。

自社の費用について、変動費と固定費に分類しないしている最中で、

いかに固定費を抑えるかを考えなくてはならない。

変動費をどう定義するかが大事になってくることもよくわかっているつもり。

あとは、わかりやすくまとめ、会社のメンバーにどう理解しもらうのかが今の私の課題になってくる。

 

「数字を理解」し、「数字で判断」することを身に着けていくことが、自分そして会社を高めるの役立てればと感じた。