いよいよ明日はプロ野球が開幕ですね。長いシーズンが始まります。
そして今月もキャリアコンサルタント臼井の長いブログが始まります。
中日ドラゴンズの開幕投手は山井大介。
開幕戦でノーヒットノーランももちろん完全試合も記録されたことは
ないらしいので期待しましょう!
今週はJリーグの開幕や、日本代表新監督就任のニュースもあったせいか
好きな雑誌Numberが2週続けてサッカーネタで、久ぶりに2週連続で購入して
しまった。
今週はKING KAZUと中田英寿の対談。司会進行が前園真聖とアトランタ世代の
僕にとっては夢の競演(ここで小倉隆史が絡むとなお嬉しいが・・)
その雑誌の中の辛口で有名なサッカー解説のセルジオ越後さんのコラム
「僕が辛口である理由」の内容に共感できる部分があったのでここで
抜粋したい。
日本の部活動における「補欠」という制度に怒りを持っていた。
「なぜ日本では補欠をほめるの?信じられないよ。僕は体罰より補欠のほうが
差別的な言葉だし存在だと思うよ。スポーツはみんなにプレーできる環境を
与えない限り、やる意味はないんです」(Number874より)
辛口じゃなければいけないから言っているところもたまにありますが
セルジオ越後さんは昔から結構まともな事を言っています。
これは一番最初のブログでも同じようなことを書いたのですが
新卒採用が始まった時期なので少し事例を変えて、今回はサッカーではなく
野球ネタで。
今まさに熱闘が繰り広げられている春の選抜高校野球。
今年の春の選抜甲子園出場校での最多部員数は
青森の八戸学院光星の100名だそうです。(1,2年生で)
僕の出身で岐阜県の古豪 県立岐阜商業は 71名
嫁さんの母校 仙台育英は 63名
ちなみにプロ野球中日ドラゴンズの支配下選手は 74名
1年で144試合戦うプロ野球で74なのに
春には1年生が入学してくるので、各高校の部員数は
100人近くになる。
やはり異常だと思う。
3年間補欠だったけど、試合に出れなかったけど、仲間のために
スタンドで応援する事はすごい事だと思う。
しかし野球の試合を経験できなかったことは本当にいいのだろうか・・。
別の高校でレギュラーとして活躍したらまた別の人生があったのではないだろうか
(高校野球は一度入部すると簡単に移籍できないルールがあったような気がするが)
名門校であればあるほど、中学時代の実績や推薦入学者が
スタートラインで優遇され、それ以外から這い上がるのは
至難の業だろう。
進路を選ぶ時、今の自分がどういう実力なのかをしっかり
認識して選ぶことは重要だと思う。
プロ野球で活躍している選手も高校時代に実績がなく、進路を名門校ではなく
無名大学へ行く事で才能を開花させた選手もいる。
代表的な選手として楽天の則本投手と、広島の菊池内野手の名をあげたい。
楽天のエース則本昂大投手は
高校時代(滋賀県立八幡商業)甲子園出場なく、三重中京大へ進学。(現在は閉鎖)
そして広島でブレイク中の菊池椋介内野手も
高校時代(武蔵工大第二高)甲子園出場なく、岐阜の中京学院大学へ進学。
どちらも関東でも関西でもなく、東海エリアで、かつ、三重県と岐阜県という野球の
僻地を選択し、ここで、エース、レギュラーとして1年から活躍した。
則本投手は三重県リーグでは33勝0敗と一度も負けず、ここでエースとしての自信と風格を
身に着けて、ドラフト2位で指名されるまでのし上がった。
菊池内野手は岐阜県リーグで2年時に三冠王になるなど、自信をつけ、同じくドラフト2位で指名
されるまでになった。
甲子園出場し、6大学などへ進んでそのまま挫折したり、退部したりする選手も多くいるらしい。
本人たちがそこまで先の事を考えて、進路を選んだのかはわからないが
自分たちの現時点での身の丈を認識しての選択ではあったと思う。
これは今就職活動まっただ中の学生のみなさんにも当てはまるのではと思っている。
もちろん景気も良く、採用意欲も旺盛になってきているので、大企業へ例年に比べると
入りやすくなっているかもしれない。
実力以上の企業に入社できる可能性が増えているとも思われる。
しかしそれが本当にいい結果なのだろうか?
それよりも、中小企業の中で早い段階から責任を持たされ、成果を上げ、
自信をつける事が長期的に考えてプラスに働く可能性を感じる気がしないだろうか
上が詰まっていて、同期も多く、自分より偏差値の高い大学出身者が
多くいる中で補欠的な扱いを受ける事が本当にいいのだろうか。
景気がいいと言われる今こそ地に足付けた就職活動をしてほしい。
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って最後は自社イベントの告知でした!!