世の中はどうも「働き方」について考えるのがブームみたいですね。
Facebookなどでも盛んに働き方についてのセミナーやコンテンツが紹介されています。
電通の事件などの報道で、ブラック企業や、労働環境・労働時間について
求職者が必要以上に敏感になっているのは
採用の現場でもしばしば感じています。
そういう名大社でも実は
が、今年の標語になっています。
働くを考えることが、さかんに語られる背景は
少子化、IT技術の浸透、女性の働きやすい職場、労働時間の見直し、中小企業の採用難など…
何よりも働く人々の環境の変化が著しいことにあるでしょう。
でも働くを考えることが、やたら労働時間の短縮や、テレワーク、AIの進化で仕事がなくなる!
みたいな言説ばかりになってくると
ウチのキャリアアドバイザーの臼井さんのように
『残業するな、早く帰れ!ばかり言われると、働く熱量が下がる!これでは働く面白さが失われるぞ』
のようなことを言いたくなるのはわかります。
(それでも臼井さんはお喋りしすぎでもっと早く帰るべきだとは思いますが 笑)
個人的な思いで働くを考えると
『労働の時間はできるだけ短く、仕事の時間はできるだけ長く』
のように働けたら、みんな幸せなんじゃないかとおもいます。
なかなか難しいのは承知なんですが。
それはやっぱり会社の制度の問題、周りの人々の理解の問題に思っていましたが
それだけではなく、働くは実はもっと働く技術の問題として読めたのがこれ
『鬼速PDCA』クロスメディア・パブリッシング 冨田和成著
え、今更PDCAなの?って言葉が聞こえそうですが、
そうなんです。ただのPDCA本なんです。
でも大げさに言えばこの鬼速PDCAこそ、働くにまつわる問題をいろいろ解決する可能性がある
とっても有用な技術だと思います。
いろいろなハウツウ本に今まで触れてきましたが、今までで一番使えるハウツウ本だと思います。
ハウツウ本を解説するほど野暮なことはないので詳しくは言いません。
でもこのPやDやCの段階で、ロジックツリーで因数分解して行動レベルまで落とし込んでいく
執念のような方法論は、自分はPDCAを何もわかっていなかったなあと思い知らされました。
そしてこの本を読んで恥ずかしながら、初めてKPIの意味と必要性がわかった気がします。
働くことは、単純に何かの成果を求めることでもあると思います。
その成果は定量なもの、定性なもの。多分どちらでもあるでしょう。
この鬼速PDCAは、成果を求めて働く人にとって、その必然的な「プロセス」を教えてくるお勧め本です。
一度ぜひ手に取ってみてください。高井でした。