新年度に合わせてブログのサイドバーのリンク部分を更新したら、プロフィール画像が古いやつに戻ってしまっていることに気づき若干焦っている不破です。こんにちは。そのうち直します!

というわけで、今日から新年度です。
営業部門は、新入社員のイサジくんがやってきたり、今日から新チームスタートだったりと派手に新年度感がありそうですが、制作部門の私としては、名刺を作ったり書き換えたりして地味に新年度を感じています。

とはいえ、31日に行われた幹部研修会では、この一年を振り返りつつ、今年度とこれからの仕事と会社のことを考える、節目というか、けじめというか、いい機会になりました。
私としては2度目の参加でしたが、みんな会社と仕事と社員のことを本当に真剣に考えてるんだな!と改めて感じて、私も頑張らねば…と気合を入れ直し。


その後の懇親会も質量ともに最高でした!

 

さて、そんな感じで気合を入れ直した私ですが、この4月は、仕事以外にも頑張りたいことがあるんです!
5月5日に発表会を控えたお能の舞囃子のお稽古を!頑張らないと!
というわけで、新年度の話をくっつけたらかなり長くなりましたが、久々にお能の話を書きたいと思います。

 

過去に何回かブログにも書いてきましたが、中学生の頃に部活で始めて以来、ずーっと能楽の舞と謡を趣味として習い続けています。
もう自分でも何回目か忘れてしまうほど、何度も発表会に出させてもらいました。
今回は、主宰の先生の年齢的なこともあってずっと出させていただいている素人会も今回で最後と言われていることや、お稽古期間が忙しいタイミングに当たるにもかかわらず、自分としてはちょっと難しめの舞に挑戦してしまったこと。
そして会社の関係の方にもちょっとずつですが見に来てくださーいと声をかけてしまったこともあり、いつも以上に緊張しています。

今回私がやるのは、天鼓(てんこ)の舞囃子という、天鼓というお能の一番派手なとこだけを抜き出したようなもの。
お能がだいたい1時間半程度の上演時間なのにくらべて、舞囃子は15分から20分程度で、能面も衣装もつけません。

でも、プロの先生のお囃子(今回は、笛、大鼓、小鼓)と謡の前でくるくるするので、コンパクトながら賑やかな感じです。

天鼓は、中国の少年・天鼓くんが主人公のお話。
大切にしていた鼓を皇帝に渡すことを拒否したために殺されてしまうんですが、そんな彼を音楽で弔う管弦講を受けて幽霊となって現れ、喜び舞い遊ぶ…というお話。
舞囃子で表現されるシーンは、この「喜び舞い遊ぶ」ところなので、思いっきり楽しもう!と思うのですが、この舞が難しい…。
しかも終盤近くに2度ほど飛び跳ねるカタチがあり、アラサーとしては体力勝負でもあります…。

この天鼓という曲は、中学生の頃、能楽部の発表会を見ていて、やってみたい!と思うきっかけになった曲なんです。
今回私がやる舞囃子よりもっともっと簡易的なものでしたが、ずっと能なんて退屈だと思っていたのに、こんなに舞台をぐるぐる走り回った挙句ジャンプすんのー!?と思ったのを未だに覚えています。
実際やってみるとそんなに走り回らないんですけど。
この時衝撃を受けて、能楽という沼にはまっていくきっかけになった曲を、15年以上続けてきて、今後しばらくは無いかもしれない発表会の機会で、能楽堂で、いろんな方に見ていただけるのはとても嬉しくて。
その嬉しい気持ちでばーんと舞遊べれたらいいなーと思っています。

 

 

そして、今日から社会人になるみなさんや、就活中の学生さんには、
やりたい気持ちさえあれば仕事も趣味もきっとずっと続けていけるよ!と言うことをお伝えしたいなーと思います。
むしろそのバランスと相乗効果でどちらもさらに頑張れるのでは?というのが、ここ最近思うことです。
(他の何かを犠牲にしている可能性は置いておきます)

私も4月は、舞のお稽古で程よい息抜きと程よい緊張感を持ちつつ、仕事も気合入れて頑張っていきたいです。

というわけで、一部の方には宣伝させてもらっていますが、
5月5日(土・祝)名古屋能楽堂でやりますので、ぜひ遊びに来てください!入場無料入退場自由です。
私は舞囃子ですが、別の方の能「花筐」も上演されます。
詳細は…なにがしかの方法で不破までどうぞ!