あなたの尊敬する人は誰ですか。

 

就活生の面接でよくある質問かもしれません。

歴史上の人物や、部活の監督、または先輩などと答える方もいますが、
多くの学生が「父親」「母親」と答えています。

僕は、学生時代、父親や母親のことを、
そんな風に思っていませんでした。

(以前、おやじについて書いたブログはこちら

なんて、冷たい奴だと思われるかもしれませんが、
親を尊敬するという感覚がイマイチよくわからなかったというのが正直なところです。

 

飯の時間に飯があること、
好きな部活を続けていること、
県外の大学に通い仕送りをもらっていること。

あたりまえ、だと思っていました。

 

恥かしいですが、そんな考えが改まってきたのは社会人になって何年も経ってからだと思います。

 

僕の家計は少し変わっていて、

おやじ:出張族→単身赴任族(北海道)8年→単身赴任族(東京)5年
おかん:神主
姉:豊橋でウェディングプランナー

僕が富山で青春を謳歌していたときは、
一家全員がバラバラの住所で暮らしていたことになります。

集まるのは盆暮れくらいで、
年に数回しか会っていないことが普通だったと思います。

 

それでも何となく
うちの家族って何か良いなって感じていました。

 

何が良いのかは、言葉にするのが難しいです。

 

あたりまえに、集まれば笑い合い、酒を飲み、語り合う。
(話したいことを各々が話しているだけですが)

そんな家族の1人であることを嬉しく思ってしまうのです。

 

この前の転職フェアで、
おやじの勤めている会社にご出展いただきました。

その時、その会社の社員のみなさまに
「おっ、二村さんの息子さん!全然おやじさんに似てないね(笑)」
「昔から二村さんにはパワハラされてましたよ(笑)」

なんて愛のあるイジりまでいただきました。

なぜだか、おやじの息子であることを嬉しく思ってしまったのです。

 

たまの東京出張で夜の予定が空いているとき、
メッセージもなく八重洲口の写真を送ると、
ぶつくさ文句を言いながらも飯に連れて行ってくれるおやじ。

(子持ち昆布は定番です)

 

そんなおやじや、家族のことを今では、
尊敬してるって言えるのかもしれません。

 

これからも、よろしくお願いします。

 

二村