9月に入り、ちょっとだけ涼しくなってほっとしている不破です。こんにちは。
でも、台風が迫ってきていて、お隣さんが廃墟的空き家な我が家はびくびくしています。
倒れてきたり、物が飛んでくるのも当然嫌ですが、雨音が通常の3倍くらいうるさくて寝れないのがしんどいです…。
台風が少しでも穏やかであるように願いたいと思います…!
そんなことはさておき、前回のブログでおすすめした、特別展、美術展に、実際に行ってきたので、それについて書いてみたいと思います。
決して1ネタでブログ2回分持たせようと思ったわけではないんですが、縄文展ほんとに感動したので!
エッシャー展も行って、とても面白かったんですが、長くなるので簡単に…。
エッシャーって誰?って方も、この絵は見たことあるのでは無いでしょうか?
エッシャー展はかなり人気で、行った日は土砂降りの雨にも関わらず入館までにきっちり30分並びました…。
エッシャーの作品は、「絵」というよりも、考えて作り上げられた「デザイン」という印象を受けました。
そう思うと、フォトショもイラレも無い時代に、アナログでこの緻密さ、正確さ、コピーツール使いたくなる感は、ため息モノですね。
グッズに目を引くものがなかったのがちょっと残念。
そして。しばらく日を置いて、今度は縄文展を見に東京国立博物館へ。
暑い日だったので心配でしたが、並び列もなくすぐに入館。ただこちらも館内は結構混んでました。
特に、夏休みの自由研究を兼ねて来場している子供が目立ちましたね。
でも、教科書に必ず載っている火焔型土器の本物が間近で見られるのは、子供じゃなくてもテンションあがるやつでした。
「わーこれ知ってるやつー!教科書のやつー!ホンモノー!」…みたいなテンションになりますね。
火焔型土器は割と小さく、装飾に丸みがあって、可愛かったです。
土偶も、国宝から重文から細かいものまでたくさん。
私イチオシの遮光器土偶は思った以上に表面がツルツルで綺麗に作られているのが印象的でした。
まるっとしていて、そんなに大きく無いのに存在感は圧倒的。
驚いたのは土器をはじめ、どれも保存状態がいいこと。
普段、平安・鎌倉期の仏像を良く見に行くんですけど、だいたいボロボロなんですよね。
用途も辿ってきた歴史も違うので当然なんだろうけど、それよりも遥かに昔に作られたものが、かなり綺麗な状態で残っていて感動しました。
今でも花瓶とかに使えるんじゃ無いの??と思うものも多かったですね。家にひとつ欲しい。
あとは、土器の装飾が思った以上に細かいこと。
実用性から言ったら不要なものなのに、細かく作り込まれている装飾を見ると、1万年前から「デザイン」って必要だったのね、と考えさせられました。
この装飾じっくり見ると左右対称じゃ無いんですよね。左右対称じゃ無いっていうことは、その時の感覚で作っているのかな?と…。
縄文時代の人が何を考えながらあの装飾を作っていたのか、とても興味深いな〜と思いました。
あ、縄文展はグッズもきっちりゲットしてきました!
遮光器土偶手ぬぐい!
そんなわけで、いろんな時代のデザインについて考えた夏の特別展でした。
直接仕事に関わる刺激は無いかもしれないけど、こうやってインプットする時間は大切!なはず。
今後もいろんな美術館や博物館に足を運びたいですね〜。