本当は今週末のJリーグ最終節の話をしたい

キャリアコンサルタントの臼井です。

早いもので僕は2018年最後のブログとなります。

少しだけグランパスのお話。

(Yahoo スポーツより抜粋)現在の順位表です)

 

今週12月1日(土) 名古屋(16位)VS湘南(14位)@パロマ瑞穂

最後の試合が瑞穂で湘南戦って・・・。

2年前のトラウマが・・・。(初めてのJ2に落とされた試合ですね)

 

その他は

鹿島(3位以内でACL出場圏目指す)VS鳥栖(16位)

川崎F(2連覇確定した優勝チーム)VS磐田(13位)

正直横浜ほぼ安全圏だと思う。名古屋、湘南、鳥栖、磐田の

4チームの戦いだろう。

 

名古屋は勝てば残留。負ければJ2とのプレーオフへ。

まさしく正念場。

名古屋グランパスの話をぐっとこらえて、

今回はぜひお薦めしたい本の話を。

 

「組織の未来はエンゲージメントで決まる」

株式会社アトラエ代表取締役新居佳英さん

グロービス経営大学院講師 松林博文さん

英治出版

 

 

名大社ではこの本の著者の一人、松林さんと月1絡める関係も

あり、エンゲージメントという言葉を初めて聞いたのは

数か月前だろうか。

 

僕の心を揺さぶられた理由は、

中小企業が大企業に勝てる可能性が見えた事

僕のプレイスタイル、思想と相性がいい思った事

 

この2点に尽きます。

 

エンゲージメントとは

「組織や職務との関係性に基づく自主的貢献意欲」

と定義している。

 

そんなエンゲージメントが日本は139国中132位で、

仕事への熱意度のある社員はわずか6%という衝撃的な結果が。

 

仕事に燃えられていないってことなんです!

仕事の面白さを味わえていないって事かもしれません!

 

そしてこのエンゲージの高さと企業の業績の相関関係があると言われ、

投資指標になりつつあるらしい。

 

このエンゲージメントは厳密には2つの意味があるとのことです。

◎従業員エンゲージメント

・・企業・組織と個々の社員の間の関わり合い。組織に対する自発的な貢献意欲。

◎ワークエンゲージメント

・・「仕事の内容」と個々の社員の関わり合い。主体的に仕事に取り組んでいる

心理状態を表したもの。

 

大事なのは「自発的」、「主体的」であるところだと思う。

ここがないとただの「社畜」になり下がる。

 

でも僕が一番共感できたのは、

組織と個人が同じベクトルを向いている状態と

目指す思想を持っているところだ!

 

似て非なる言葉で

「従業員満足度」、「モチベーション」「ロイヤリティ」がある。

 

従業員満足度は、福利厚生を厚くするとか、給与を上げるとかハード面を、

良くするなど個人だけ指標であり、中小企業ではなかなか大手に勝てない指標で、

個人的好きじゃないし、コストが上がるだけ、収益につながるとも思えない。

 

モチベーションという言葉はベンゲル元名古屋グランパス監督が、

使い始めたと僕は思っており、かなり早い時期から好んで使っていた好きな言葉。

ただ、個々人の動機づけであり、組織と協業するところまで結びつけ切れなかった。

僕自身も組織よりも個だと思い続けていた。

ただ、今にして思えば。ベンゲル監督は当時の名古屋にエンゲージメントを

取り入れていたのだと思う。「勝利のエスプリ」を読むとそう感じる。

 

ロイヤリティはいわゆる愛社精神というものでしょうか。組織のために時には、

自己犠牲を強いているとも思われ、健全とは思えない。

 

個人の事だけに寄りすぎてもいけないし、企業によりすぎてもいけないと思う。

同じベクトルに進もうと思えるかが大事だと思う。

 

エンゲージメントの中には、給与や、福利厚生の良さも指標に入っている。

ただそれ以外の多くの項目をしっかり取り組むことで中小企業でも大企業に、

勝てる可能性はかなり高い。

 

具体的には9つのキードライバーがあります。

①職務、②自己成長、③健康、④支援、⑤人間関係、⑥承認、⑦理念戦略

⑧組織風土、⑨環境(給与等)

 

⑨給与や、福利厚生などの環境面の投資はごく一部で、

経営者が考え方を変え、仕組みを変える努力と工夫次第だからです。

 

その結果、収益も上がるし何より採用をしやすくなると思う。

エンゲージメントが高い社員に会ってもらえれば、口説ける可能性が格段に上がるでしょう。

そして離職率も大きく下がると思います。

 

エンゲージメントが低いと

残業が少なくても、残業がなくても働いている時間が長く感じられ嫌になるだろう。

有給がたくさんとれても、まだ休み足りないと思うだろう。

年間休日125日あっても休み足りないだろう。

土日休みでも、月~金が憂鬱になるだろう。

 

ただ残業を減らすことが目的となっている働き方改革を進めても日本のエンゲージメントは

上がらないでしょうし、生産性を上げる前に、労働時間だけ短くして、

結果残業代が減り、持ち帰りのサービス残業が増え、経費削減につながったと

喜んでいる状態ではさらに下がってしまうと思う。

 

そもそも社会にでてから家族よりも多くの時間を過ごす場になる

職場・仕事なのだから楽しいほうがいいに決まっている。

 

まだまだこれからいろいろ試行錯誤しながらエンゲージメントを高める

手法は確立されていくのだと思う。

 

採用に苦戦している企業に人材の紹介をするだけにとどまらず、

エンゲージメントを高めることで採用力を上げられる手伝いができるように

なりたいと思うし、

エンゲージメントの高い会社の求人が多い、

人材紹介会社としてブランディングを目指したいと

最近思う。

 

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