安田です。
年末なので、ちょっと明るいニュースを。
自動車生産台数が、2ヶ月連続で前年越え!!!
毎月、自動車生産の動向をウォッチしています。
言わずと知れたモノづくり王国・愛知県ですが、
日本が「モノづくり立国」と言われたのも今は昔。
製造業が生み出すGDPは全体の約20%、働く人の割合ではさらに小さく、なんと1割5分程度です。
ところが、愛知県では製造業がGDPの4割を稼ぎ、4人に1人はメーカー勤めです。
メーカーにモノを卸している商社などを加えれば、規模はもっと大きいでしょう。
その中でも代表格と言えばやはり自動車ではないでしょうか。
自動車産業は部品点数も多く、徹底した生産管理・品質管理によって完成車メーカーを頂点とした緻密なサプライチェーンのピラミッドができています。
そんな自動車産業、全国で230万人以上が、部品・機械・完成車の製造・組み立て・販売・整備に関わっています。
(データ出所:日本自動車工業会)
当然、当地には自動車関連企業が多々あり、私たちのお客様にも自動車メーカーと取引のある企業さんがたくさんあります。
そんな自動車産業ですから、生産動向を見ておいても罰は当たらないはず。
(拡大してご覧ください)
オレンジ色の線が生産台数の推移です(前年比)。
入手できる最新値=10月まで、直近2カ月連続で前年越えをしました。
これはえらいことで、最後に2カ月連続前年越えしたのははるか昔(のように感じる)2019年4月・5月です。
実に16カ月ぶりです(数え方間違っていたらごめんなさい、およそそれぐらいです)。
一方で緊急事態宣言以来、在庫水準(青線)も戻りつつあり、またイギリスでの変異型発見など先行きの暗い話もあるためここから大きく生産が伸びていくかは分かりませんが、
お客さまの中には年明けにかけて忙しくなっていくという話もちらほらと漏れ伝わってきます。
こんなにも気の滅入る年末は初めてですが、来年に期待できる希望の一つと言っても良いのではないでしょうか。
来年こそはきっといい年になると信じています。
みなさん、2020年、一年間どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。