気がつけば年末年始が目の前です。来年もどうぞよろしくお願いいたします。松本です。

今回は、帰りの電車に揺られていた時に見かけた人の話をします。

ノリノリな人がいました。その人はイヤホンから流れる音楽を聴き、リズムに乗って体を揺らし、指を使ってリズムを刻んでいました。

これがコンサートなどの会場なら良かったのですが、ここは電車の中です。1人だけリズムを刻んでいては目立ちます。

さらに、その人は椅子に腰掛ける私の目の前に立っていますから、見たくなくとも視界に入ってリズムを刻んでくるのです。

この人にとって、音楽がかかればそこは自分だけのステージになっているに違いありません。

自分だけのステージといえば、

学生時代にアルバイト先の部長に言われた言葉があります。

「いいか、松本。突き抜けろ。店内は、お前のランウェイだ。」

私は飲食店の接客として働いていましたが、働き始めてすぐに言われた言葉でした。

自信なさそうに接客する私の姿を見て、周りの人、つまりお客さんが自分を見ている中で輝け、自信を持てという意味でその言葉をかけてくれました。

初めはガニ股でズカズカ歩く私をみかねての言葉かと思いましたが、そうではなかったようです。いや、もしかしたらそれもあったのかもしれませんが。

店内はランウェイ、つまり、店内は私のステージとなります。

自分だけのステージと言われると、深く受け止める方もいるかもしれませんが、簡単に、自分が主役!周りは全部ファン!と私は定義します。

すると自信がわいてくる気がします。

電車で見かけたノリノリな人が堂々とリズムに乗って、そこに自分だけのステージをつくりあげていたように、自分に自信がなくなった時にこそステージに上がろう。

そんなことを思う帰りの電車でした。