こんにちは、不破です。
先日『「チケットぴあ」の店舗、6月30日で終了』と言うニュースが出て、SNS上でも話題になっていました。
正直なところ「え、店舗ってまだやってたんだ」と思ってしまいました。
いまでは多くの公演のチケットは、ネットで取るのが当たり前になっていると思います。
実際にピーク時に約600あった店舗も、約100店舗まで減っていたようです。
このニュースとともに、SNS上ではチケットぴあの思い出が語られていて、
「あ〜、そんなことあったわ」と思うことも多く、なんだか懐かしくなってしまいました。
ニュース記事にも「人気チケットの発売時には、前日の夜から店舗前に長い行列ができることも。」と書かれていますが、
私も、自転車で行ける距離にお店があったこともあり、学生時代には始発前から店頭に並んだことが何回かありました。
行きつけの店舗は、店員さんの手際とオペレーションがとても良くて人気(?)の店舗だったようで、
遠くから来ている人も多く、発売時間の10時前になるとかなり人が並ぶ、というのが当時のよくある光景でした。
そうかと思うと自分以外に全然人が来なくて、
「こんなことなら、もっとゆっくり来ればよかったー」と、切ない気持ちになることも。
こればっかりは並んでみないとわからないので、ワクワク感もありつつでしたが、
今考えると、若くて元気だったなーとため息が出ます。
発売日は同じでも、並んでいる人がそれぞれ違った公演のチケットを購入しているのも面白かったです。
邦楽、洋楽、アイドル、演劇、スポーツ、お笑い…
ほんとにいろんなジャンルの人が並んでいて、いろんなものを好きな人がいるんだな〜と、
チケットを買い求める列を眺めながら考えていたのを思い出しました。
そういえば、並んでいるうちにお笑い好きの人と仲良くなって、おすすめの若手芸人を教えてもらったこともありました。
その芸人さんは、今ではテレビで結構活躍しています。
あれから20年。
こうやって語ってみたものの、どれだけ無駄に時間を費やしてきたかわからないので、
ネット販売になってよかったよね、と思うしかありません。
期待の若手芸人も、お勧めされなくてもいくらでも検索できますし。
でも、あの夜明け前に無駄にワクワクした感じはもう味わえないんだな〜と思うと、なんかちょっと寂しいです。
あと、ネット販売だと、手数料がいっぱいかかるんですよね…。
こうやって時代とともに無くなっていくものは、これからもたくさんあるんだろうけれど、
手数料にむかつきながらも、新しい仕組みに順応できる、そんなおばさんでありたいと思う不破でした。