家の中に虫がいるのか?
と、思うくらい虫の声が響く季節となりました。
こんにちは、松本です。

「トムボーイ」という映画を観てきました。
以下、あらすじと少し内容に触れます。
前情報を入れないで観た方がこの作品は楽しめるかと思いますので、
観る予定のある人はここでバイバイしましょう。

10月7日までセンチュリーシネマにて上映されているので、ぜひ観に行ってみてください。

 

あらすじ(公式より引用)
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夏休み、家族と共に新しい街に引っ越してきた10歳のロール。
引っ越し先で「ミカエル」と名乗り、新たに知り合ったリザたちに自分を男の子だと思い込ませることに成功する。
やがてリザとは2人きりでも遊ぶようになり、ミカエルとしての自分に好意を抱かれていることに葛藤しつつも、お互いに距離を縮めていく。
しかし、もうすぐ新学期。夏の終わりはすぐそこまで近づいているのだった…。

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良くも悪くも心がぎゅっとなる、良い作品でした。映像が美しかったです。
引っかかる点もありましたが、この作品は2011年に作られたことを念頭に置いておくべきでしょう。

主人公に明確な描写があったわけではないので、その手の作品であるとハッキリ言うのは違うのかもしれないと思いつつ、
前半の、そうであろうと試行錯誤する主人公の姿は愛おしくもヒヤヒヤとし、
後半の、真実を知った周囲の人々を恐ろしく残酷であると感じずにはいられませんでした。

最後は希望の見えるような終わり方でしたが、本当に良いのか?と思わざるを得ません。

 

作品観賞後にモヤモヤできるなんて幸せです。消化不良と言われればそうかもしれないですが、
このモヤモヤと向き合うことも楽しみの一つだと思います。