こんにちは、安田です。

 

前回の続きです。

 

 

 

5時間遅れで飛行機に乗り込みます。

15時過ぎの出発でも予定通り「昼食」の機内食でした。軽食に変更されやしないかとドキドキしていましたが、一安心。

 

 

 

東シナ海を超えると、ユーラシア大陸の縁をなめるように飛んでいきます。

 

 

西に向けて飛んでいるとはいえすぐに暗くなってきました。

 

 

街に近づくと光が。

日本のような「面」というよりは「点」と「線」の印象ですが。

 

 

午後7時、ハノイ・ノイバイ空港に無事到着。

 

首都の玄関口にふさわしい、立派な国際線ターミナルを持つ空港です。

 

動く歩道は日本のフジテック製。ラウンジの温水便座はTOTOかLIXILか忘れましたがこちらも日本製です。

国際線ターミナルは日本の協力で作られたという経緯を持っているためです。

今から7年ほど前、日本がODAで約1300億円ほど貸与し、空港・道路・橋をセットで整えました。

 

 

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閑話休題。

 

不愛想な入国審査官と向かい合います。

(明日出国するとか言ったら怪しまれるかなあ…)と考えましたが、表情に出したら怪しまれると思い表情は変えず。

結局特に変わったやり取りはなく、入国スタンプをもらい、無事に入国できました。

 

 

今回は爆発物検査もなし!周りほぼ全員アジア人なので、快適ですね~。

 

 

何はともあれ、友人と空港2階のカフェで合流できました。

 

安田「ひさしぶりだね~。はいこれ、お土産の『赤福』。」

友人『遅延の間に伊勢神宮でも行ってきたわけ?!』

 

 

タクシーを拾ってハノイ市街地へ向かいます。

 

空港の周囲には日系企業の工場群をはじめとした工業団地が広がっています。

 

↑ぶれていて見にくいですが、奥で三角に光っているのは、橋の上部構造です。

空港は大成建設等が中心となって作りましたが、橋はIHI等によるもの。

 

 

いいですね、こういう経済発展につながる協力は。メンテナンスが気になるところですが。

 

 

 

タクシードライバーのおじさんがベトナム語で話しかけてきて、それを友人が日本語に直してくれました。

『僕の奥さんはホンダの工場で働いていてね。あと親戚の子がいま、日本に留学してるんだよ。』

EPA(経済連携協定)があるとはいえ、ここまで身近なんですね。びっくり。

 

 

 

さてひとまず荷物を置くためにホテルにチェックイン。

お気に入りのシェラトンです。

国内ならともかく、海外の場合は少なくとも安全と清潔の確実さはこだわりたいので、あんまりケチりたくないところですね。

とはいえ1泊100ドル(ディスカウント後)ちょっとで、可もなく不可もなく。

 

「安田です。予約しています」

『ミスターヤスダサン、2年前にもお泊りいただいていますね。クラブフロアの大きめのお部屋にアップグレードしておきました!』

 

いやそれは結構です!!一人で泊まるだけだから広い部屋いらないんよ!!!!

さみしくなるだけなので一瞬本当に断ろうかと思いましたが、僕よりも若いと思われるフロントマンが満面の笑みで言ってくれるので、ご厚意にあずかることにしました。

 

 

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荷物を置いて、事情を聞いた友人に爆笑されながらご飯を食べに行きます。

 

夜ご飯は日本食っぽい物が良いと言ったら、近くのショッピングモールに連れて行ってくれました。

 

 

回転ずしならぬ、回転ナベ。

 

日本では(僕の周りでは)あんまり見かけないですが、良いですねこれ。具材を自由に取れて便利です。

 

移転価格税制の専門家である友人は、会うたびに制度上微妙だったものなど興味深いケースについて解説してくれるので、延々と質問攻めにしてしまいます。

 

その間、鍋が延々と熱せられ、最後は鍋の水分がどんどん蒸発していって、血の池地獄みたいになってしまいました。

お店の人ごめんなさい。

 

 

 

 

別の階には、高級ピアノ「スタインウェイ」の店がありました。

高級自動車が1~2台買えてしまうような値段のピアノです。

この国で売っていることに、失礼ながら少々驚いてしまいました。

 

砂埃が舞い、大通りでもあまり丁寧でない舗装道路が敷かれ、家族複数人で1台のバイクに乗る様子が多く見られる国です。

一般的に経済格差は治安を不安定化させると言いますが、希望ある未来像を皆が抱けているから、治安も比較的安定しているのでしょうか。

 

そんなことを考えながら帰途につきました。

2日目の小旅行と帰国は次回に続きます。