こんにちは。水谷です。
ゴルフを始めて丸2年が経過しました。
なかなか上手くなりません。
飽きっぽい性格の私にしては、よく続いた方です。
ゴルフを取り組む姿勢を学べば、少しは上達するのでは・・・
と甘い考えの下、読み始めることに。
「世界のアオキ」が勝負の核心について語られた1冊です。
決してレッスン本ではありません。
ゴルフは失敗のスポーツ。しかもあいては自然だからけっして文句は言えない。
ラッキーもアンラッキーのすべて受け入れないといけない。
そんな世界で長年歩んでこられたので常にプラス思考。
「おれがこれだけやってスコアが出ないんだから、他の選手はもっと出ないはず」
という考え常に戦っているそうです。
仮に他の選手がよいスコアを出すと、「まぐれだろう」と考える。
無茶苦茶な思考のような気がしますが、
日頃から「今の自分がやるべきことは何か」とか、
「自分の目指すべき場所はどこか」をしっかり見定め、
日々継続することと必要な道筋に沿った行動をしていること。
どんな場面でも「自分が一番」と思う図太いプラス思考が最後にモノをいう。
青木氏はプロゴルファーとしての経験を基づいていますが、
自分自身に置き換えてみると、全くできていない。
見習うべき点は多いです。
プレッシャーとの付き合い方についても書かれています。
全てを「成長の過程」と捉えれば悩むことはない。プレッシャーが自分を強くしてくれる。
どんな世界でも最初からプレッシャーに強い人はいないはず。
慣れちゃえば勝ち。
勝負の世界で50年飯を食っている著者だからこそ重みのあるお言葉。
慣れちゃえば勝ちなんて普通は思えないのですが、
そう思えるのが青木氏のプラス思考なのでしょう。
一流と二流の差についてはこう語る。
一流選手と二流選手の違いなんて、誰もはっきりもっていない。
一つ確実にいえるのは、大前提において「プラス思考でなければならない」ということ。
どんな世界においても「マイナス思考」からは何も生まれない、と。
「努力をつづけるにはどうしたらよいか」という問いに対して、
自分の好きなことを続けるために、今できることをやればいい。
続けていること自体が自分を支えていると思えれば、それも努力。
大切なのは続けること。
仕事でも趣味でも好きなことを続けたいのなら、
そのためにやるべきことを日課にすること。
あれこれしたいという願望があれば自分を大切にし、目標も探せると話す。
本書は著者がゴルフを通じて感じ学び取ってこられたものについて語られていますが、
一般社会でも参考にすべきことが多くあり、私にとっては学びの多い1冊でした。
まずは、「プラス思考」になる事から始めようと思います。
他の人が良い成績を出しても「まぐれだろう」とは思いませんが、
ネガティブ思考でいても何も変わりませんので。
70歳を過ぎても、競争心、闘争心、挑戦心、好奇心を忘れず、新たな挑戦を続ける。
青木氏の勝負に対する姿勢、学ばせていただきました。
勝負事は勝たないと面白くないですから。