こんにちは。
名大社の雪本です。

桜も満開になり、本格的な春がやってきましたね。

私は名古屋で迎える二度目の春となりました。
この季節は出会いと別れの季節。

名大社にも新しいメンバーとの出会いがありました。
3月入社、いよいよ次回ブログデビューの西田さん!!

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豊富な人生経験のもと醸し出される包容力に、
最初っから馴れ馴れしい態度をとらせてもらっています。(笑)
好きです西田さん!

4月からは新しく二人のメンバーも増え、ますます賑やかになる名大社。
二人の登場はまだ先かもしれませんが、是非お楽しみに!!

 

そして別れの季節でもあるこの時期になると思い出すのは、
一年前退職した元職場のことです。
結婚で奈良から名古屋に住まいが変わるため、
止む終えず…と前向きな理由ではありましたが、
むしろ、前向きな理由だからでしょうか。
さみしくて、さみしくて。
子ども達からは手紙を、保護者の方や先生方からは花束をもらい、
最後は先生方に見えなくなるまで手を振ってもらいながら、
職場を後にしたのを覚えています。

 

みんな元気しているかな?
今でもよく思います。

 

そんな学校の子ども達も、3月に卒業式を迎えました。
笑顔に溢れた人生を歩んでいくことができますように。
そんな願いを込めて祝電を送りました。
歴史に名前が残る!そういうような立派な人に、
みんながみんな、ならなくていいんです。
ただだだその子にとって、豊かで明るい将来が待っていますように。
それを常に心配し、そして期待しています。

 

ちゃんと届いたかな。
無事に式は終わったかな。
そう思っている中、ポストに一通の手紙が届きました。

 

学校からお礼の手紙でしたが、中にこんなメモが入っていました。

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間違いなく、保健室の隣にあった事務の先生の字です。
メモを読んだら、ボロボロと涙がこぼれてしまいました。
寂しかったのでしょうか。
懐かしかったのでしょうか。
だだ、先生の気持ちが嬉しかったのだと思います。

 

18歳の頃から地元の福井を離れ、「自立」と「自活」に躍起になっていた
大学時代と新卒時代。

赴任校は歴史ある私立の学校。
同期も若手もおらず、大ベテランの先生方に囲まれて緊張する日々。
専門職で働くことは決して楽ではなく、嫌な想いも悔しい想いも、
山のように経験しました。
必死ゆえに、かなり尖った性格だったのではないかな、
と自分でも思います。
でもそんな私にも、先生方は娘のように温かく見守ってくれました。
母親のように愚痴を聞いてもらいました。
なんでもかんでも相談にのってもらいました。
チョコレートが大好きな私に、コストコに行った時は「先生好きでしょ?」って、
大きな箱のチョコレートを買ってきてくれました。
「またいつでもおいで。」そう言ってくれる場所です。

 

こんなことを書くと、未練がましく思われるでしょうか。
でも、そう思える場所があることが今の私の自信になっています。
与えられたものでなく、自分自身で築き上げた環境であり人間関係だと思えるからです。
それが私の原動力の一つで、誰に言っても恥ずかしくない、大切な「奈良へのおもい」です。
だからこそ、今頑張るべき場所は名大社であり、名大社のこともそんな風に思える職場にしていきたいな、と思っています。

 

事務の先生は、今年度で定年退職。
その前に、また顔を見せに行く約束をしています。

お世話になったお礼に、何を持って行こうかな。
花束はきっと学校でたくさんもらうだろうから…
私の大好きなチョコレートでも持って行こう。
先生、喜んでくれるといいな。