こんにちは、高井です。

今日は、書くネタが思い浮かばなかったのでとりとめのないことで。

先日、確か記憶のレベルだけど、音楽業界では、CDの売り上げは大きく落ちているけどフェスやコンサートの大きく伸びているってニュースが取り上げられていた。

実際ネットで調べてみるとこんなグラフがあった。

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音楽業界では、この表によると既に2013年の段階で、CDの売り上げがライブ・コンサートに抜かれている。

音楽といえば、LPやCDを買って、最近ではダウンロードして、好きなときに聞く!ってイメージだったんですが、このグラフを見て既に状況は大きく変わってるんですね。

CDは昨今もちろん売れない。(そういえばスガシカオがTwitterでもっとCDを買ってくれ!って叫んでたのが話題になったけど)

CDの売上は年々減少傾向にあり、2001年頃と比べると現在は半分以下にまで落ち込み。音楽ダウンロード件数は緩やかに増加しているけれど、CDの落ち込みをカバーするほどではない。

つまり音楽業界それ自体が売上を落としていると言える。

そしてCDが売れない一方で、フェスやコンサートなどのライブ市場が急成長を遂げている。

これはなぜでしょうか?

これはいろんな要因があるとは思いますが、一要因としては

リアルな一回限りの音楽演奏 < 記録媒体(CD)としての音楽演奏

から、Webや技術革新の影響で記録媒体の値段が下がり、当たり前になり状況が変わって

リアルな一回限りの音楽演奏 > 記録媒体(CD)としての音楽演奏

の希少的な価値が見直されていることがあるとおもう。

少しだけ時代が変わったみたい。

そして何よりも音楽の楽しみ方(価値)が

音楽を聴くことにプラス、音楽を自分自身で体感すること

の価値をみんなが再発見したことに気づいたことが大きい。

昨今、そう、なんでもこの「体感」がテーマになっている。

ゲームもVR的な「体感」がテーマになってきているし、

位置情報系を使ったポケモンGOが流行ったのもこの「体感」が大きいだろう。

そして我々の業界でもやたら目につくようになった「インターンシップ」

職業を選ぶ前に、実際にシゴトの「体感」を得るために働いてみる。

これもとってもいいことだと思う。

なにより体感は自分と関係のない、でも大事なことを「自分ごと化」する簡単な技法だ。

我々は目や耳や頭で物事を認知している。

けれど多分もっと身体の総合的な経験の方が納得感があるんだろうし、

何よりも、こんな当たり前なことを再発見するのも、

これだけWebを始めとする2次情報的なモノが溢れた現在では、その情報を判断するメタ情報が必要だったからだと思う。

しかし、なんか不思議なことだ。

二次情報的な虚構が一生懸命開発された結果、身体を媒介とした一次情報を求めるようになるなんて。

そのうちポケモンGOをみんながやりすぎた結果、外に出て実際の生きた昆虫採集や魚釣り、友達とのバトル?なんかを熱心にするようになるのかな。