理系学生のための就活メソッド

5理系の面接

技術職の面接では、その企業の技術職の社員が面接官となって面接を行うケースが一般的です。
また、面接官から質問を投げかける通常の面接形式の他にも、プレゼンテーション形式で自身の研究について発表させる形式を組み合わせた形式の選考を用いる企業もあります。

技術職面接

面接官への効果的な伝え方をシチュエーションから学ぼう!

技術職の面接では、ゼミでの研究や専門的に学んだことについて、詳しく聞かれることが多いため、事前に綿密な準備が必要となり、答え方にはコツが必要です。自分のアピールしたい専門知識をわかりやすく効果的に伝える方法をシチュエーションから学びましょう。

面接官:あなたの研究について教えてください
私は材料関係の学科で有限要素法というコンピュータープログラムを用いてプラスチックの強度を計算で予測できないかを研究していました。実際のプラスチックの試料を作成し、強度を測定することは、手間がかかり大変でしたが、コンピューターによる計算値と一致した時は喜びを感じました。
面接官:有限要素法とはどういったプログラムなのですか?★1
数値解析手法の一つで、複雑な形状・性質を持つ物体を部分的に小さく分割し、一つ一つを簡単な方程式に置き換える事で物体の変化を予測することができるプログラムです。
面接官:最も大変だったのはどういった部分ですか?
有限要素法を用いてプラスチックの強度を測定するのはあまり前例がなく、失敗も多くありました。実験のどの部分が失敗する要因になったのか、それを突き止めることが、非常に地道な作業となり大変でした。しかし、そういった経験で私自身の調査力は高まったと感じています。★2
面接官:当社を志望する理由は何ですか?
もともと私自身自動車に興味があり、将来的に製品開発に携わる仕事に就きたいと考えていました。もちろん、私の研究分野が御社の製品開発にそのまま活かせるとは思っていません。しかし、製品開発においても課題発掘から検証までのプロセスを繰り返し行い、汎用性のあるやり方を生み出すことは共通していると思います。その意味で、私が研究を通して培った調査力は、製品開発のプロセスの中で活かすことができると思います。御社は、製品の品質向上に力を入れており、新しい製品や開発方法を生み出せるフィールドがあると感じたため志望いたしました。
面接官:では、あなたが製品開発を行うとして、どんな新製品を作り出していきたいですか?
御社の製品は環境性能が高いことが強みであると思います。さらに付加価値をつけるとするならば、私は、大学で学んだことを活かして、耐久性の高い新製品の開発をしてみたいと思っています。★3

プレゼン面接

プレゼンの最大のコツは詳細に伝えることではなく、わかりやすく伝えること!

プレゼン面接は、自分の研究内容の高度さをアピールするための機会ではありません。面接官はあなたの論理的な思考力や、コミュニケーション能力を評価しています。専門的な研究をわかりやすく端的に伝えることを心がけましょう。

わかりやすい構成
1. 研究の背景
研究の動機(なぜそのテーマに興味を持ったのか?)、研究テーマの重要性(なぜそのテーマを研究することが大事なのか)、既存の研究の概要など。
2. 研究内容
このパートでは、内容を詳細に説明するというより、自分がどのような考えで、その研究を行い、その結果どうなったかというプロセスを明確にしましょう。面接官は、あなたの研究に臨む姿勢を評価します。
3. まとめ
研究の結論のみに留まらず、研究を通して自分が得られたことと、志望動機を結びつけ、自分がその企業に入りたい理由、入る必要性をアピールします。

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面接官の心をつかむ!面接の極意

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