────ところで、薄型テレビ、モバイル、環境・健康機器……など、家電業界ほど時代を表している業界は他にないような気がしますが。
そうですね、常に時代の最先端のものが扱えるというのもこの業界の魅力の一つです。それに家電商品は皆さんの生活に欠かせないものなので、買換え需要が必ずあるというのも業界の強みだと思います。
────将来的にもまだまだ伸びていきそうな気配ですね。エイデンさんは今後の展開として何か計画されていますか?
店舗の大型化はどこも進めていますが、当社では新業態の開発を急ピッチで進めています。家具、インテリア、玩具、リフォーム、音楽・映像ソフトなど、家電をベースにしながら生活提案といった切り口でつながる新しい売場の開発にも積極的に取り組んでいます。また、EFS(エイデンファミリーショップ)というフランチャイズ事業もスタートしています。町の小さな電気屋さんにエイデンの看板を掲げていただき、エイデングループとして商いをしてもらいます。町内に密着した電気屋さんならではの小回りの利いたきめ細かなサービスの展開で地域密着を深めていくとともに、将来はこの小型店舗を使った新サービスの提供なども考えています。
────面白い試みですね! また業界が大きく動くかもしれません。では、そんな家電業界を目指す人たちに、メッセージをいただけますか?
夢を持って来て下さい。当社にもいろんな方が転職されてきていますが、「好き」であればやりがいはたくさん見つかります。販売のスペシャリスト〜店長という道筋はもちろんのこと、その他にもキャリアアップの道はたくさんあります。小売業の場合、接客販売しかないと思われがちですが、商品企画、マーケティング、店舗開発、管理業務など、以外に多くの職種がありますので、今までに経験したものが活かせる職場がきっとあると思います。「5年後、10年後の自分はどうなりたいか」。先を見ながら仕事をして下さい。そういう人であれば、きっと成功するでしょう。
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