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株式会社エイデン 総務部 採用企画課 アシスタントマネージャー 葛野雅之

薄型テレビをはじめとするデジタル家電、環境や健康に配慮した生活家電などのヒットが相次ぎ、好調な家電業界。大型家電量販店は、店舗の大型化や新業態売場の導入なども盛んで、老若男女、男女を問わず多くの人を集めています。中部地区でおなじみの家電店といえば「エイデン」。今日は株式会社エイデンで採用を担当している葛野雅之さんに業界の旬の動きや転職の心構えなどをお聞きしてきました。


相次ぐ事業統合による企業の巨大化。熾烈に繰り広げられるトップ争い。

────日本の家電小売業界は、上位数社によって動いているような印象を受けます。

そうですね、21世紀に入ってから業界の再編成、上位寡占が急ピッチで進んでおり、今まさに勝ち残った上位企業による最終ラウンドが行なわれている状況です。

────エイデンさんは、中部地区でトップを走ってこられましたよね。

ええ、確かに中部地区に限って言えばNO1の位置を占めてきましたが、全国でみると売上高は9位(2001年当時)でした。やはり中部だけではなく国内でリーダーシップをとれる企業になりたいですから、02年に同じ経営理念を掲げる(株)デオデオさんと(株)エディオンを設立し、事業統合に踏み切りました。05年には(株)ミドリ電化さんも加わり、その結果、現在は店舗数で全国1位、売上高でも2位に躍進することができました。

────家電業界で多くの事業統合が始まった、その口火をエイデンさんが切ったわけですね。今後もますます強豪勢との競争が激しくなりそうですが、他社との差別化はどのように行われていますか? 

私たちエディオングループは「買って安心、ずっと満足」の経営理念のもと、より良い商品を豊富な品揃えと安心価格で提供することはもちろんですが、買っていただいた商品をその商品の寿命が尽きるまで使い続けていただけるようサポートしていくことをミッションと考えています。ですから当社では営業エリア内にアフターサービス拠点を数多く設け、地域に密着したサービス重視の事業展開を行なっています。商品を販売して終わりではなく、買っていただいたところからお客様とのお付き合いを始めたいと考えています。


知識ではなく「信用」で売る。だからコミュニケーション能力は必須!

────家電業界に求められるのは、どのような人材でしょう?

基本は接客販売ですから、コミュニケーション能力とホスピタリティ(おもてなしの心)が一番求められますね。「お客様と同じ立場に立って物事を考えられるかどうか」を面接では重視しています。乾電池一つでも親身になってお探しできるような人であって欲しいのです。この地方のお客様の特徴として、いったん信頼関係をつくると「○○さんが勧めてくれる商品だから」と、他店の値段などは関係なく、買ってくださる方が多いんですよ。


────信用で買い物をするのですね。

ええ、ですから接客はとても重要です。もちろん専門店ですから確かな商品知識がベースにあっての上の事ですが、お客様が商品を購入する背景にある生活シーンを思い浮かべながらお客様のライフスタイルや要望にあった商品を提案していくことが大事です。

────なるほど。やはり基本はコミュニケーション能力ですね。ところで家電の知識はどうやって身に付けるのですか?

現在、営業店の全従業員に「家電製品アドバイザー」資格の取得をお願いしていますが、家電商品の基礎知識や販売にまつわる法律などを学ぶのに適しています。また、店単位で毎日のように行っている商品勉強会や、担当者会議の中で行われる新製品勉強会などを通じて商品知識を身に付けています。でも、今はお客様のほうがよくご存知ですよ。徹底的に調べてから来られますから(笑)。そういう場合にも素直にお客様を立てて、その方に合わせて対応することが大事です。そういった接客がお客様との末長いお付き合いにつながるのです。

進化し続ける業界。その中で自分はどうなりたいのかを見極める。

────ところで、薄型テレビ、モバイル、環境・健康機器……など、家電業界ほど時代を表している業界は他にないような気がしますが。

そうですね、常に時代の最先端のものが扱えるというのもこの業界の魅力の一つです。それに家電商品は皆さんの生活に欠かせないものなので、買換え需要が必ずあるというのも業界の強みだと思います。

────将来的にもまだまだ伸びていきそうな気配ですね。エイデンさんは今後の展開として何か計画されていますか?

店舗の大型化はどこも進めていますが、当社では新業態の開発を急ピッチで進めています。家具、インテリア、玩具、リフォーム、音楽・映像ソフトなど、家電をベースにしながら生活提案といった切り口でつながる新しい売場の開発にも積極的に取り組んでいます。また、EFS(エイデンファミリーショップ)というフランチャイズ事業もスタートしています。町の小さな電気屋さんにエイデンの看板を掲げていただき、エイデングループとして商いをしてもらいます。町内に密着した電気屋さんならではの小回りの利いたきめ細かなサービスの展開で地域密着を深めていくとともに、将来はこの小型店舗を使った新サービスの提供なども考えています。

────面白い試みですね! また業界が大きく動くかもしれません。では、そんな家電業界を目指す人たちに、メッセージをいただけますか?

夢を持って来て下さい。当社にもいろんな方が転職されてきていますが、「好き」であればやりがいはたくさん見つかります。販売のスペシャリスト〜店長という道筋はもちろんのこと、その他にもキャリアアップの道はたくさんあります。小売業の場合、接客販売しかないと思われがちですが、商品企画、マーケティング、店舗開発、管理業務など、以外に多くの職種がありますので、今までに経験したものが活かせる職場がきっとあると思います。「5年後、10年後の自分はどうなりたいか」。先を見ながら仕事をして下さい。そういう人であれば、きっと成功するでしょう。

株式会社エイデン 総務部 採用企画課 アシスタントマネージャー 葛野雅之

1985年入社。エイデン高畑店にて主に映像コーナーを担当し、87年に情報店舗のコンプマート大須マルチメディアランドへ異動。コンプマート数店舗での販売経験・店長経験を経た後、99年に採用・研修担当者として人材開発課へ。2007年より総務部採用企画課にて採用担当者を務め、現在に至る。


株式会社エイデン

http://www.eiden.co.jp/

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