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シゴトの基礎知識

Uターン、Iターン、Jターンとは何のこと?

●企業もUIJターン組に注目している

求人情報では、よく「Uターン、Iターンの方歓迎」などという言葉を目にします。Uターンはなんとなく想像がついても、Iターンについては意外と知らない人も少なくないようです。

「Uターン」とは、文字どおり、地元で育った人が、東京など都心で働き、その後に、地元に転職して帰ってくることをいいます。
たとえば、名古屋の大学を卒業して、東京の企業に就職した人が、名古屋の企業に転職する、というケースです。

「Iターン」とは、地元以外の地域に転職することです。主として、東京など都心で育ち、就職した人が、地方の企業に転職する場合を指します。地図上の動きが、アルファベットの「I」に似ているのでこういわれます。
東京の大学を出て、関東圏で就職していた人が、転職で名古屋にやって来る、というケースが挙げられます。

また、Uターンの派生型で「Jターン」という形態も多くなっています。地元で育った人が、いったんは東京など都心で就職し、転職で地元の近隣地域に移る場合をいいます。地図上の動きがアルファベットの「J」に似ることからこう言われます。
たとえば、滋賀県で育った人が東京で就職し、転職で名古屋に移る、というケースです。家庭の事情などで地元に近い方がいいが、地元では条件に合う転職先がない場合に、Jターンを選ぶ人が増えています。

●失敗例も少ない。生活事情など入念な下調べは必須

とくに中部地方では、技術系を中心として人材不足が叫ばれており、企業は地元採用だけでなく他地方の人材にも目を向け、とくにUIJターン組に注目しています。

UIJターン組が歓迎されるのは、東京など大都市圏には各業界の先端企業が多く、高スキルを備えた有能な人材を確保できる可能性が高いからです。

以前は他地方の求人情報を得るのは大変でしたが、インターネットなどの発達で、東京在住の人でも簡単に中部の求人情報を検索できるようになりました。

仕事のやりがいに加えて、ライフスタイルや物価、住宅事情などを理由にUIJターンを選ぶ人が増えています。

ただし、よい話ばかりではありません。一度東京などで生活した人が地方に転職しても、不便さや人間関係に我慢できず、元に戻ってしまう失敗例も少なくないようです。

生まれ育った地元ならともかく、住んだことのない地域に転職する場合は、そこでの生活事情や交通の利便性などをしっかり下調べしておきたいところです。

市販の情報誌では観光情報は分かっても、生活情報まではなかなか分かりません。最近ではインターネットのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のような情報収集に適したのツールも充実しています。UIJターンを考えている人は、できる限りナマの情報を集めておきましょう。



セールスエンジニアと営業の違いは?

●セールスエンジニアとは、技術者の知識をそなえた営業職

セールスエンジニアとは、一言でいうと「技術者並みの専門知識を持つ営業職」。パソコンやシステムなどIT関連やOA機器などの業界で求人の多い職種です。

従来型の営業職は、売るプロセスが仕事の中心で、技術的な要素の強い顧客の要望などは、そのまま技術部門に伝えるだけでした。

しかしシステム構築やOAなど、サービスが顧客ごとに複雑に変化し、しかもスピードが求められる分野では、単なる「御用聞き」では通用しなくなってきています。

技術者としての専門知識も備えているセールスエンジニアなら、顧客との商談において、その場で的確にニーズに応えた商品提案や技術カウンセリング、トラブル解決やメンテナンスもできるわけです。

●専門知識はもちろん、コミュニケーション能力も不可欠

セールスエンジニアはあくまで営業職なので、原則としてエンジニアとしての技術業務は行わず、現場ではエンジニアに顧客の要望を的確に伝え、リードしていくマネジメント的な役割を果たします。

必要なスキルとしては、技術者としての知識はもちろん、業界のトレンドにも精通していることが望まれます。さらに営業としてのコミュニケーション能力や提案力も必要となります。

必須の資格は特にありませんが、技術者としてある程度経験を積んでから、セールスエンジニアに転身する人が多いようです。

勤務形態としては、通常の営業と同じように訪問販売を行う形や、営業職の技術支援的な役割を果たす形などがあります。ただ、企業によっては人手不足により、エンジニアがセールスエンジニアも兼任する忙しいケースも少なくありません。

顧客の要望がますます多様化するITの世界では、セールスエンジニアのニーズは高まっていますが、技術・営業の両分野に精通する人はまだ市場に少ないのが現状。社内で育成する企業も増えています。



OJTとはどんな教育制度ですか?

●実際の仕事を通して能力を身につける

企業の育成制度でよく聞く言葉「OJT」。これは「On the Job Training」の頭文字で、職場で上司や先輩社員から、実際の仕事を通して職務に必要な能力を身につけていく育成方法のことです。

これに対して社外研修やセミナーなど、仕事をはなれて受ける育成を「OffJT(Off the Job Training)」といいます。

多くの企業では、まず初めにOffJTで基本の知識や初歩の技術を学び、それから職場に配属されて、OJTによって経験を積み一人前に育てていくやり方をとっています。

●名前だけのOJTもあるので注意

しかしひと口にOJTといっても企業により差があるのが現状です。中には何も教えず現場に放り込む「行って来い」「見て盗め」方式を、名前だけOJTと呼んでいる企業も実際少なくありません。また教師役の上司や先輩が「忙しい」「面倒」とろくに育成してくれない場合もあります。

OJTでは、企業がどのようにOJTを進めるのか具体的な制度を持ち、教育役の社員も育成の手順を身につけている必要があります。

OJTの充実度しだいであなたのスキルアップのスピードも格段に変わってきます。育成制度の中にOJTという言葉があれば、遠慮せず実際どのように実施されるのか質問しましょう。



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