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シゴトの基礎知識

コンサルティングって何をする仕事?

●会社経営など多彩な業務の改善・サポート

最近、「コンサルティング」という言葉をよく聞きます。

多くの会社の仕事内容に「○○のコンサルティング業務」という言葉も見られるようになりましたし、「○○コンサルティング」という社名も頻繁に目にするようになりました。

ところで、この「コンサルティング」とはそもそも何なのでしょうか?

コンサルティングとは、直訳すれば「相談に乗る」という意味です。大まかにいえば、専門家として相談を受けてアドバイスをしたり、相談してきた相手のために企画・立案を行うのが、コンサルティテングという仕事といえるでしょう。

これまで、コンサルティングといえば、企業の経営戦略などについてアドバイスをしたり、合理化や社内制度の構築、商品開発、コスト削減などについてサポートを行う仕事、というイメージでした。

また会計士事務所などが、おもに財務の面からコンサルティングを行うケースや、「○○総研」といったシンクタンクや、広告代理店の系列会社が、市場分析やマーケティングなどの面から企業をサポートするケースが多くなっています。

コンサルティングにはとくに資格が条件になっているわけではありませんが、経営、財務、労務、企業関係の法律、業界情報、CSRなど、幅広い知識に精通していなければ務まりません。


●あちこちで増え続ける「コンサルティング」は流行語?

ところで、昨今、「コンサルティング」という言葉が流行語のようにビジネスシーンで語られるようになっています。その範囲がどんどん広がっているようです。

たとえば、人材派遣会社や転職支援会社ならば、「人事コンサルティング」。運輸会社が「物流コンサルティング」、IT系が「ERPコンサルティング」といった具合です。

たしかに、顧客に足りない部分をアドバイスして、不足分をサポートする、という面ではコンサルティングともいえなくもないですが、こうした広い意味でのコンサルティングの場合、自社の製品・サービスを売ることが一番の目的になります。

だからコンサルティングだと思って、いざ入ってみたら、営業職だった、ということもあり得るわけです。

「コンサルティング」という言葉のイメージに踊らされず、実際に自分がどのような業務にたずさわるのか、しっかり見きわめることが必要です。



BRICsはなぜ注目されているの?

●成長中の新市場ブラジル、ロシア、インド、中国

グローバル経済の中、将来、大きな力を持つようになるといわれているのが「BRICs」と呼ばれる国々です。

ブラジル(B)、ロシア(R)、インド(I)、中国(C)の4カ国の英語名の頭文字からとったものです。「s」は複数形の意味です。

なぜこの4カ国が注目されているのでしょうか?

まず、欧米や日本など先進諸国から、「これから伸びる新市場」と思われています。

4カ国とも人口が多く、経済が急成長しており、消費者の購買力も伸びています。先進諸国の企業は、製造・販売拠点の進出、地元事業への投資など、さまざまな働きかけを続けています。

日本でも国内市場は成熟し、自動車の国内販売数が激減するなど頭打ちになっています。新たなビジネスチャンスをさがす企業にとって、BRICsはとても魅力的な市場です。

かつてロシア(旧ソ連)や中国では、社会主義・共産主義が経済の成長を阻んできました。また、ヨーロッパの植民地だったブラジルやインドは独立後も国内が不安定でした。

それがさまざまな改革を経て、今、新たな市場として伸びてきたのです。

最近の中国のめざましい発展はみなさんもご存じの通りです。IT分野で強さを発揮してきたインドも製造業も成長してきています。


●経済は右肩上がりの資源大国。ただし不安要素も

もうひとつの特徴が、4カ国とも「資源大国」であることです。

鉄鉱石、天然ガス、石炭、希少金属など豊富な資源を国内に抱えています。

最近では、ブラジル産の鉄鉱石が現地の資源大手の大幅値上げによって世界中で原材料の高騰を呼びました。またロシアもヨーロッパにガスを供給していて、それによって大きな影響力を持っています。

BRICsは単なる市場や労働力・資源の提供元として利用されるだけでなく、欧米日と対等以上にわたり合うほど存在感を増してきているのです。

研究機関などの予測によれば、21世紀半ばにはBRICsの経済力がアメリカを追い抜く、とさえいわれています。

一方で、不安材料もないわけではありません。

BRICsの多くは、多民族・多言語・多宗教の国で、貧富の差も激しく、紛争の火種を抱えています。また強権的な政治体制や未発達な経済インフラも信用度を低めています。

さらにBRICsの急成長が、世界規模のエネルギー・資源・食料の不足や環境破壊の原因になっているのも、無視できないマイナス要因といえるでしょう。

いずれにしても、BRICsは日本の企業にとっても避けて通れない国々であるのは間違いありません。

またBRICsに、南アフリカ(S)、インドネシア(I)を加えて6カ国にして「BRIICS」と呼んだり、さらに次の成長株として、韓国やイラン、フィリピン、ベトナムなど11カ国を「ネクストイレブン」と呼ぶ例もあります。



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