個人面接は『面接官1人』対『学生1人』、または『面接官複数』対『学生1人』で行われる面接です。
1人1人じっくりと時間をかけてあなたの人物像を掘り下げていきます。
集団面接と比べると、面接官はあなたの1つ1つの発言に対して、さらに詳しく意見を求めてきます。
こういったいわゆる面接官の突っ込みは、学生さんが最もニガテに感じる部分でもあります。

- ● あなたがどんな人か
- 面接官は、あなたというキャラクターを知りたいと考えています。具体的にはあなたが何を考えて、どのような学生生活を送り、どんな仕事をしたいかという点について明らかにした上で、あなたの適性を判断します。
- ● 志望度は高いか
- 企業が内定を出すからには、確実に入社してくれる人材を選びたいと思うのは当然です。あなたの企業に対する志望意欲や理解度を計るために、志望動機などについても突っ込んで聞いていきます。
- ● 基礎的な思考力
- 社会人として最低限必要な常識はあるか、日ごろから物事を考える習慣があるのかなど、論理的に物事をとらえ、相手に説明できるかなど、学業成績とは異なる知性をチェックします。
エントリーシートに紐づいたあなたの軸にある考えを、自分の言葉で述べましょう
面接官は面接を通して、あなたがどのような人間なのか知りたいと思っています。エントリーシートに書いたことをもとに、あなたの考えを具体的に述べましょう。
ただ、面接官に何を話すかについて事前準備は必要ですが、準備しておいた話を丸暗記して面接官に発表することは、避けましょう。面接は面接官とのコミュニケーションでもあります。面接官との自然な会話の流れの中で、自分の考えを述べるようにしましょう。
エピソードを話す場合は、結論となる自分の意見や考え、長所との一貫性を意識しましょう
エピソードの内容が自分のアピールしたい部分とずれていると、結局、あなたがどういう人であるかが見えにくくなり、面接官にあなたの長所がうまく伝わりません。
- 面接官:
- あなたの長所は何ですか?
- 学生:
- 私の長所は、ねばり強いところです。大学でずっと続けたラクロスサークルでは、上達する人が少なく、辞めてしまう人が多かったのですが、私はなんとか少しでもうまくなろうとしてがんばりました。
試合では、大差がついてしまい、みんなが諦めかけていたのですが、私はみんなを鼓舞して、試合を最後まで戦いぬきました。
- 面接官:
- へえ?そうなんだ!運動は好きなの?
- 学生:
- はい!今までいろんなスポーツをしてきたと思います。中学の部活ではバスケ部でしたし、高校はテニス部と水泳部を両方経験しています。いろんな運動を経験することで私は成長できたと思います。
- 面接官:
- 高校は部活を掛け持ちしてたってこと?
- 学生:
- いえ、テニス部は1年で辞めて、転部して水泳部に入ったのです。
- 面接官の心の声:
- あれ?1年で辞めたんだ・・・何事も粘り強く続けることが長所じゃなかったっけ?

1次や2次など選考ステップ踏む度に、担当する面接官やあなたの評価ポイントは変わります。選考ステップ別の対策法をご紹介します。
- 1次面接
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- [面接官の立場]
- 採用担当や他部署の若手社員
- [評価ポイント]
- 面接官は、全体の質問を通して、エントリーシートの内容と、実際のあなたがマッチしているどうかをチェックします。
また、「一緒に働きたいと思えるか」「育てたいと思える人材か」という目線であなたを見ています。
- 2次面接
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- [面接官の立場]
- 現場責任者(営業部長や企画課長といった、部課長クラス)
- [評価ポイント]
- 面接官は、将来のあなたの配属先の責任者に当たる人物です。部署の成績に責任を負っている人と言えます。そうなると当然、部署の成長に貢献してくれそうな方を採用したいと思っています。
あなたの可能性を知るために、あなたが将来的にどんな存在を目指したいのか、仕事への理解がどれほどのものかを見極めます。
- 3次面接(最終面接)
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- [面接官の立場]
- 役員以上の社員。(ベンチャー企業では社長が、大手企業では取締役や執行役員クラスの社員が登場します。大手企業の場合は、ここでも部長クラスの社員が登場することがあります。その場合、2次面接を人事部長や課長クラスが担当することが多いです)。
- [評価ポイント]
- 面接官は、社長や役員、各事業部の責任者など、経営の中枢を担う人たちです。
その企業が最も大切にしている考え方や価値観を理解し、共有できるかどうかを確認したいと考えています。そのために、あなたの価値観や人生観に根ざした抽象的な質問が多く飛んできます。