大学時代、青春のすべてを部活一筋に過ごしてきたアスリートのあなた。
「大好きなスポーツに打ち込んで鍛えてきた心身には自信あり!」
「けれど、部活に力を注いだ分、就活の準備はちょっと不安…」
そんな不安を抱いていませんか?大丈夫、あなたは体育会系ならではの「就活力」を身につけています。
トップアスリートに限らない、スポーツで育んだ力を社会で活かすための第一歩。アスリートの就活力を100%発揮するためのトレーニングをしましょう。
自己分析を終えて、自分のアスリート的就活力も分かってきた。
では、次は企業へのPRをしよう!
という段階になった時、頭を悩ませる人が少なくないのは、エントリーシートなどの自己PRの書き方でしょう。
「体を動かすのは得意だけど、文章を書くのはちょっと…」
こんな苦手意識を持っているアスリートもいると思います。
けれど、心配はいりません!自分の強みが相手に伝わる自己PRには、文章に入れるといい要素や読みやすい流れなど、書き方のコツがあります。
コツを掴めば練習次第で合格点の文章は書けるようになる。スポーツの技術と同じです。
ここでは、自分のアスリート的就活力が人事担当者に伝わる、自己PRの書き方のコツをお教えしましょう。
自己PRは下記の流れで書くと読みやすくなります。
まず始めに、自分が今までの経験から培ってきた強みをはっきりと示します。
Lesson3の自己分析の「レギュラーに選ばれた」例で考えてみましょう。
彼の場合、自己PRは下記のような内容になるでしょう。
ポイントは、事実を書き並べるのではなく、自分がどんな人間かを書き記すことです。
「どんな強みを持っているのか」「どんな経験をしてきたのか」「どんな考え方をしてきたのか」「社会に出てどんな成果が期待できるのか」。こうした点が示せているかを確認しましょう。
例に示したように、自己分析での振り返りがそのまま自己PRの材料にもなります。欲張って色々なことを一度に書こうとせず、ひとつの強み、ひとつの経験を具体的に分かりやすく書くことを心がけましょう。ひたすら練習あるのみです!
書くことに慣れてきたら、次のステップは「会社が何を求めているか」を考えてみましょう。企業によって仕事で求められる力は異なります。積極性が活きる企業があれば、協調性が一番大事な企業もある。「この企業で活かせるアスリート的就活力はどれか」。自己PRを読む相手のことまで考えてアピールできれば、きっといい結果につながるはずです。