最近ではインターネットから応募するケースも増えてきました。しかしメールは気軽に申し込みができる反面、マナーに気を配らないと思わぬ失敗につながるので注意したいところです。
企業からの返信メールはいつまで待つべきですか? 催促してもいいですか?
目安として1週間程度を考えておきましょう。返信が来ない場合も、まず応募メールをきちんと送信されているかを確認しましょう。応募したと思っていても操作を間違えて送信できていないこともあります。 企業への催促ですが、「問い合わせ」程度ならしても構わないでしょう。ただし、相手を急かすような言動は禁物です。 |
企業からのメールが来たら、いつまでに返事をすればいいですか?
こちらから返信する場合は早いに越したことはありません。遅くともメールを受け取った翌日には返信しましょう。そのためにもメールは1日最低1回はチェック。企業からのメールに気づかず何日も放置してしまった、ということにならないように注意しましょう。 また他の企業で採用が決まったからといって、企業からのメールを無視するのは禁物です。必ず断りのメールを返すのが社会人として最低限の礼儀です。 |
企業からのメールへの返事は「返信」で構いませんか?
返信で返答する際は、サブジェクト(題名・件名)を「Re:〜」で済ませてしまわないこと。必ず用件を分かりやすく書きましょう。サブジェクトをおろそかにすると、失礼なだけでなく、ウィルスや迷惑メールと判断されて受信してもらえない場合もあるからです。 また、相手のアドレスを登録して送信する際には、末尾に「様」がつくように設定しておきましょう。 |
メールの文面や書式で気をつけることは?
メールの冒頭で、必ず人事担当者の企業名・部署名・名前、あいさつ、自分の氏名を書きましょう。 そしてメールの最後に必ず署名・メールアドレス・連絡先も入れてください。 メールはHTML形式ではなくテキスト方式で送るのがマナーです。半角カナや顔文字、パソコンの機種に依存する文字は避けましょう。1行の文字数は全角35文字程度までです。 添付ファイルをつける場合、あまり大きな容量にならないよう気をつけましょう。圧縮ソフトも先方が使えない場合があるので注意しましょう。 |
企業への応募は、直接電話をしてもかまいませんか?
企業の人事担当者は多忙で、電話をかけるのは迷惑かもしれません。応募方法が指定されている際は、きちんとルール通りに応募しましょう。応募の段階からすでに選考は始まっています。最初から「ルールを守らない人」という印象を与えてしまうことになりかねません。 |
同じ会社で複数の職種に応募するのはルール違反ですか?
できれば応募の前に職種をしぼりたいところですが、本気で複数の職種に興味を持っていると納得してもらえれば、複数応募も受け入れられるでしょう。ただし、応募の段階でその旨をしっかりと相手に伝えること。もちろんたくさん申し込めばどれか採用される、と考えているようでは逆効果です。 |
不採用になった会社にもう一度応募してもいいですか?
人事のプロの判断で不採用となったのですから、残念ですがあなたとその企業には縁がなかった、ということ。何回も受けるうちにいつか採用されるというものでもありません。人事担当者も大勢の応募者を相手にしていますから、再応募は遠慮するのがマナーです。 |
企業に電話するのは何時がいいですか?
相手の忙しい時間にかけないのが電話の基本です。企業によって違うので、絶対とは言い切れませんが、求人情報などに記載されている営業時間などから判断しましょう。 通常は、始業前後は連絡業務や朝礼などで忙しいので避けるのが無難です。また昼休み時や営業時間外も避けるのがマナーです。 もし心配なら、メールをやりとりする段階で、人事担当者に確認しておくのもいいでしょう。 |
企業に電話したら、最初に何を言うべき?
相手が出たら必ず名乗ってから用件を伝えましょう。人事担当者への直通電話でない場合もあるので、その際は「採用面接の件でお電話しました。人事ご担当の○○さんをお願いいたします」というように用件を伝えて取り次いでもらいましょう。担当者が出たら、「今お話ししてよろしいでしょうか」など、必ず相手の様子を確認してから用件に移りましょう。 また電話を切るときは、「お忙しいところありがとうございました。失礼いたします」と挨拶を忘れず、必ず相手が切ってから電話を切るようにしましょう。 |
携帯電話から電話してもいいですか?
本来はマナー違反です。ただし、最近は固定電話を持たない人も増えているので、携帯電話からかける人も少なくありません。その際は雑踏など騒がしい場所や電波の弱い場所は避け、できるだけ静かな所でかけましょう。 |
電話で予定を決める際に注意することは?
ペンや鉛筆とスケジュール帳はあらかじめ用意して、すぐ予定を確認・記入できるようにしておきましょう。 確認すべきことをリストにして手元に置いておくと聞き忘れなどを避けられます。 先方の言葉は必ず復唱し、とくに日時や名前などの聞き間違いのないように気をつけましょう。 |