面接本番で失礼のないよう、しっかりと準備しましょう。スケジュールの立て方、服装の注意点など、面接の前に守るべきマナーとは?
平日は忙しいので、面接を夜や週末にしてもらえるようお願いできますか?
採用面接は平日の日中が原則、と考えてください。最近は土日での面接を設定してくれる企業が増えたとはいえ、あなたの都合に合わせて週末に面接を設定してくれるような人事担当者は少ないのが事実です。たとえ在職中の場合でも、有給休暇を使うなりして、平日の日中に面接を受け入れられるよう努力してください。 |
クールビズ、ウォームビズ奨励の企業には、ノーネクタイで行くと好印象?
ノーネクタイなどのクールビズを奨励する企業も増えてきました。しかし、それはあくまで従業員に対してのこと。面接を受ける時点では、あなたはまだ外部の人間です。クールビズ・ウォームビズ対応で面接を受けても良い印象は与えません。ネクタイはしっかりつけていきましょう。 |
下見に行ったら社員の方はみんなラフなスタイルでした。面接にスーツの必要はないのでは? |
応募先から格別の指定がない限り、スーツ着用は応募先への最低限のマナーだと思ってください。たとえ職場がカジュアルな雰囲気でも、あなたはまだその一員ではないのです。ラフなスタイルにするのは入社してからでも遅くありません。 |
どんなスーツを着ていくと良いですか?
高級スーツである必要も、オシャレに決める必要もありません。大事なのは清潔感や信頼感です。 派手な色や柄物のスーツは避け、紺・茶などにするのが無難です。ワイシャツは黒や柄物など濃い色は避け、淡い色のものを選びましょう。服装で選ばれるわけではないので、人事担当者に不快感を与えないことを重視しましょう。あなたの個性を発揮すべきポイントは服装以外にいくらでもあります。 また、ジャケットにチノパンはスーツではありません。男性の場合は上下そろえるのが原則です。 |
「普段着で」と言われたときは何を着ていけば?
アパレルやマスコミなど一部の企業でときどき言われることがあります。この場合の「普段着」というのは、普段使いのTシャツやトレーナー、ジーンズ、短パンのことではありません。「スーツ以外の服装はどうか」を見られるのです。注意しましょう。 判断が微妙なのは「普段着でもOK」と言われたとき。この際はスーツを着ておくのが無難でしょう。応募先の雰囲気や業界などから判断しましょう。 |
女性はスカートでなければいけないのか?
女性もできる限りスーツ着用を心がけましょう。もちろんパンツスーツでもかまいません。スカートの場合は、素足やソックス、柄タイツは避け、プレーンな肌色のストッキングを履いた方が間違いないでしょう。流行やオシャレにこだわる必要はありません。できる限り清潔感を与えられる服装を心がけましょう。 |
茶髪やロン毛、ヒゲはOKですか?
茶髪、長髪、ヒゲも世間では浸透してきましたが、転職市場ではプラスのアイテムとはいえません。明るすぎる茶髪や、肩まで届く長髪、ヒゲなどは転職活動の前に改めておいた方がいいでしょう。履歴書の写真も忘れずに合わせておきましょう。 |
ピアスやネイルは付けて行ってもいいですか?
男性のピアスは即不採用、と思ってください。女性の場合は、シンプルな耳ピアス程度なら身だしなみとして許されますが、派手すぎるものや鼻ピアスなどはマイナスの印象を与えかねません。 長く伸ばした爪、つけ爪、ネイルアートも同様。指先のオシャレも薄いマニキュア程度にしておいた方がよさそうです。 |
ブーツやミュールは履いてもいいですか?
ブーツやミュール類は、カジュアルな靴と見なされ、面接にふさわしい足元とはいえません。つま先やかかとのあいていないプレーンなパンプスを選びましょう。 バックベルトやセパレート、ストラップは年配の人事担当者には受けがよくありません。プレーンなパンプスでは歩けない、靴ずれする、という人は移動用と面接用の二種類用意しましょう。 |
ローファーやスニーカーは履いてもいいですか?
スニーカーはもちろん、ローファーもカジュアルな靴になります。男性の場合、スーツには合った色の革靴が基本です。黒にしておけば間違いないでしょう。 |
カバンはリュックサックでもかまいませんか?
面接室にリュックを背負って現れたら、やる気を疑われます。黒や茶で、A4サイズの書類が入るカバンを用意しましょう。革製で取っ手付きがベストです。たとえショルダーストラップ付きタイプでも、肩からかけないようにしましょう。 カバンは必ず持参しましょう。もらった書類や資料を手で抱えて帰るのは失礼です。 |