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資格やスキルがいくら完璧でも、社会人としてマナーを守れない人はまず採用は難しいといっていいでしょう。言動やしぐさ、書類の書き方など、人事担当者に与える第一印象は大切です。応募や面接のときに失敗しないための、転職マナーの基本を解説します。
Step 2 面接のマナー
訪問先に着いたら
面接を受ける企業に到着しました。緊張しますね。面接の前にはどんなことに気をつけるべきでしょうか。実は人事担当者に会う前からすでに面接は始まっているのです。
Q遅刻しそうなときはどうすればいいですか?
A 時間を守ることが大前提ですが、どうしても遅刻してしまいそうな場合は、約束の時間より前に必ず相手先に電話を入れて謝り、何分後に到着できるかを伝えましょう。連絡もなしに30分も遅刻して謝罪の言葉もないケースもあるそうですが、もはや職歴やスキル以前の問題です。
いざというときに連絡を入れられるよう、訪問先の電話番号と地図、交通機関の時刻表は持参しておきましょう。
Q 訪問先には何分前に着くべきですか?早く着いたら、訪ねてしまってもいいですか?
A 「約束時間の5分前」が一般的です。ただし、これは訪問先に入る時間で、実際に現地に到着するのは20分〜30分前と考えて、余裕をもった時間を組んでおいた方がいいでしょう。時間に余裕があれば、事前にトイレなどで身だしなみのチェックもできますし、気持ちも落ち着きます。ギリギリの時間に慌てて駆け込む、ということのないように。
また早めに着いたからといって約束の30分も前に押しかけても、人事担当者にも予定がありますから迷惑です。5分前になるまで待ちましょう。
Qコートはどの段階で脱けばいいですか?
A コートを脱ぐのは、訪問先の玄関に入る前です。コートを脱いで、手にかけてから、受付を訪ねましょう。コートを着たまま中に入って、人事担当者の前で慌てて脱ぐ、ということのないように。
Q受付で名乗るときに気をつけることは?
A 受付では必ず、採用面接に来たこと、自分の氏名、訪ねる相手の部署名と名前をはっきりと告げましょう。受付に内線電話が置いてある場合もありますが、言うべきことは同じです。
採用担当者が複数いる場合もあります。訪ねる相手の名前はしっかり告げましょう。
受付で名乗るときのマナーイメージ
Q訪問先のトイレを借りてもいいですか?
A 訪問先に入る前に、トイレや身だしなみのチェックは済ませておくのがマナーです。どうしても我慢できないときは、社内の人にひと声かけてからトイレの場所を確認して借りましょう。
トイレに限らず、訪問先を勝手に歩き回るのはマナー違反です。
Q控え室に灰皿があったらタバコを吸ってもかまいませんか?
A 灰皿があるなら吸ってもいいんだ、と思いがちですが、訪問先ではタバコは遠慮すべき。社内禁煙、分煙を実施している企業も増えています。「事前に一服吸わないと落ち着かない。玄関に入る前なら吸ってもいいだろう」と考える人もいるかもしれませんが、非喫煙者は数分前のタバコの匂いさえ不快に感じるようです。 喫煙イメージ
Q控え室で携帯メールをしてもいいですか?
A 待ち時間をつぶすために携帯電話で友達と話したり、携帯メールをしたり。ついついやってしまいがちですが、採用面接の場では大きなマイナスイメージです。絶対にやめましょう。
Q訪問先にジュースの自販機があったら買って飲んでもかまいませんか?
A あなたは休みに来ているのではありません。面接のために訪問しているのです。控え室では静かに何もせず待つのが基本です。飲食や読書、携帯プレイヤーで音楽を聴くのもNGです。
Q人事担当者以外の社員にはどんな態度を取ればいいですか?
A 面接に対してはマナーを守っても、受付や若い社員、案内をしてくれたスタッフに横柄な態度をとったり友達口調で話してしまう人も意外と少なくありません。
しかし人事担当者が、参考にしていることもあります。訪問先に入ってから出るまでが面接なのだと思って、人事担当者以外にも丁寧に対しましょう。
Q暑い季節は、上着は脱いでもかまいませんか?
A たとえ夏場でもスーツで臨みましょう。肩に上着をひっかけて汗をふきながら受付へ、というのは最悪です。いくら暑くても訪問先ではスーツの上着は脱がないのが礼儀です。
人事担当者も上着を脱いでいるから自分も…と思う気持ちは分かりますが、終わるまで我慢しましょう。
Q応接室に通されたら、座るのはどちら側?
A 応接室や会議室で、ソファやイスがいくつもある場合、どこに座ればいいのか迷うものです。採用面接に訪れた場合は、出入口に近い側のイスに座っておくのが無難です。
人事担当者が入室して来たらすぐに立って挨拶しましょう。

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