転職活動では、履歴書、職務経歴書、添え状などの提出書類の書き方・出し方は重要です。いくら実力があって経歴が立派でも、書類の出し方で落とされるケースも…。
履歴書は必ず市販の用紙に書かなければいけませんか?
履歴書の基本は、必要なことが分かりやすく書いてあること。それさえ守れば、市販の用紙でなくてもかまいませんし、ワープロで書いてもOKです。ただし、通常の履歴書用紙と極端に大きさが違ったりするのは、読みにくく良い印象を与えません。市販の用紙を使わない場合も、通常の履歴書をお手本にして作りましょう。 |
履歴書は鉛筆で書いてもいい?
手書きの場合は、必ず黒のボールペンか万年筆を使います。シャープペンや鉛筆で書いたものは、正式な書類とは見なされません。最近では字を書き慣れない人も増えましたが、事前に練習して読みやすい文字を書けるようにしておきましょう。複数の企業に応募する場合は、何枚も同じものを書くのでついぞんざいに書いてしまいがちですが、雑な文字は仕事に取り組む姿勢も雑だろうという印象を与えかねません。字は上手である必要はありませんが、丁寧に書くように心がけてください。 |
間違えたら修正液や修正テープで消してもいいですか?
もうすぐ書き終わりそうなところで間違えたら、修正液で直してしまいたい気持ちも分からないではありません。しかし、提出書類では修正液・修正テープは使わないのがルール。面倒でも最初から新しく書き直しましょう。 |
連絡先は携帯電話でも構いませんか?
少し前までは携帯電話を連絡先とすることにはあまりいいイメージは持たれませんでしたが、今では固定電話のない人も多く、家族に取り次いでもらう手間や連絡をつけやすいなどの理由で、連絡先に携帯電話への対応を望む企業が増えました。 注意したいのは、携帯電話の着信拒否機能です。せっかくの企業からの連絡がつながらないでは大変失礼です。知人以外の番号を拒否設定にしている人が多いので、転職活動の際は設定を忘れず確かめておきましょう。 |
自己PRや志望動機は長いほどいいでしょうか?
せっかくの自己PRが1、2行だけでは、やる気は感じられません。かといって多ければいいかというとそうとも限らないようです。人事担当者も多くの業務を抱えているわけですから、何枚にも渡って書かれていても自己PRはとても読み切れません。多くても1〜2枚程度にしましょう。 スッキリとまとまっていないのはまだ自分の中で整理がついていないからです。何度も推敲して、簡潔に読みやすい内容にするよう心がけましょう。 |
添え状はつけなくてもいいですか?
添え状は手書きで書かなければいけないと聞いたけれど本当ですか?
転職マニュアル本の中には、「履歴書や職務経歴書はワープロでいいが添え状は手書きで」と書かれているものもあります。しかし最近は、添え状もワープロでかまわないという企業が多くなっています。ただしその場合も「署名」だけは自筆で書くようにしましょう。 |
顔写真は旅行のときの記念写真しかないのですが。
履歴書への顔写真の添付は最低限のルールです。なければ即不採用と言っても大げさではありません。 またスナップ写真や集合写真の切り抜き、枠とサイズの違う写真も常識を疑われるので絶対に不可です。大事な自分の転職のためです。面倒がらずに履歴書用に撮影し直しましょう。 添付するのは過去6カ月以内に撮影した写真が原則です。それ以内でも髪型を変えるなど外見が大きく変わった場合は、できる限り撮影し直しましょう。 |
顔写真は3分間写真でも構わないですか?
街角の3分間写真などには「履歴書用」などと記載されていますが、あれはあくまで簡易のもの。できる限り写真店などで撮影してもらいましょう。応募先へのマナーとしてだけではなく、きちんと撮影した方が写りの良い顔写真を先方に見てもらえるからです。人事担当者も写真から「暗そうだな」「だらしないな」と写真で先入観を持たれてしまっても損なだけです。 |
顔写真は普段着でもいいですか?
履歴書に添付する顔写真は、男女ともスーツ(男性はネクタイも)が必須です。応募先がカジュアルな職場や普段は作業着の職場だとしても、必ずスーツは着用をして顔写真を撮りましょう。身につけるスーツは派手な色は避け、ネクタイも柄物より単色系が無難です。 |
書類の郵送時に気をつけることは?
封筒の宛名に応募先企業の社名をきちんと書いてください。当たり前のようですが、意外とできない人が多いのです。 社名や漢字を間違えるのは問題外。「株式会社」などが社名の前後どちらにつくかも、きちんと確認して間違えないように。また人事部など採用担当部署や担当者の名前も必要に応じて書きましょう。企業名・部署名の後には「御中」、人名の後には「様」が基本です。 料金不足で迷惑をかけないように注意しましょう。 |